アビオスサイクリング
内房総を暴走?〜湾岸道路〜金谷港からフェリーで久里浜港へ
2009年10月11日(日) 快晴
◆ルート
START〜国道246号〜東京湾岸道路(=国道357号)〜14号〜国道16号〜国道127号〜海鮮料理かなや〜金谷港〜久里浜港〜国道134号〜国道16号〜END
時間帯 走行時間 平均速度 走行距離 最速速度
6:22-21:55 12:02:11 19.9 Km/h 200.18 Km 43.0 Km/h
今日も遠かった

 昨晩は、早く寝たいと思いながらなんやかんやで床に就いたのは1時。
 アラームを4時50分にセットしたけれど、やはり起きるのが辛い。
 でも、今日は早く行かないと、フェリーの最終に乗り遅れたら大変なことになります。
 なんとか5時には起き上がり、朝ごはんはバナナ3本とミニあんぱん1個。コーヒー一杯。
 玄米おにぎりを2個作って、残りのミニあんぱんもリュックに入れて行きます。
 
 出発は6時過ぎ。なんで、いつも起きてから出発までに時間がかかるのでしょう?
 お化粧?日焼け止め塗って眉毛を描くだけなのに。
 今日は、トイレの用も大したことなかったのに。

 寒い。アームカバーは着けましたが、ウインドブレーカーを着ないで出ます。
 走り出してからしばらくやっぱり寒い。走ればいつも体が温まるからと思っていましたが、今日は我慢して走っていると体が冷えちゃうんじゃないか、着ようかな、リュックから出して着るの面倒だなあ、暑くなったらまた脱がなくちゃならないし、どうしょうかなあ、と思っているうちにやっと寒くなくなりました。

 まずは、皇居目指してR246をまっしぐら。
 首都高の下を走っていたあたりで、気付くと前にクロスバイクの若い男性がふたり。抜かれたのか追い着いたのかわかりません。
 私の前を走っている人のクロスバイクはGIANT君。もう一台前の人のはわかりませんでした。
 スピードは私と同じくらいのようで、しばらく後ろにピッタリ付いていきました。でも、上り坂になると少し離されます。やっぱり私は上りが苦手なのかなあ?
 平坦になれば、もっと速く走りたい気もしますが、抜いたらそのまま頑張って走らないと気を抜けばまたすぐ抜かれそう。それも疲れそうなので、まるで3人のグループであるかのようにしばらく付いていきます。ある意味、寂しくなくて安心して走っていました。
 でも、やっぱり抜きたい。すぐ前を走られると、前方が見えにくく、走りに予想が付かず、神経を使います。
 また緩やかな上り坂。ここで抜いちゃおう。私の苦手な上り坂ですが抜けるでしょうか?
 と、そのとき、後ろから勢いをつけて来たクロスバイクの若い女性が私たちを抜いて坂を上って行きました。
 男性たちも勢いをつけ始めます。私も後ろから車が来ないことを確認すると男性ふたりの右側からシッティングのまま抜きます。
 そのままの勢いで進むと、さっきの女性、疲れが見えてきて、私が軽く抜かせてもらいました。
 上りは長く、まだ続きます。上りが終わるまで勢いを落とさず上り詰めました。
 後ろから付いてくる気配はありません。うしろの気配がないので、安心してマイペースで走ります。

 信号で、男性達が追い着いた気配がします。
 しばらくしてから、女性が信号待ちをしている私の前の横断歩道を渡って行きました。ほぅ、そんなに差が付いていたか。ちょっと悦に入る。
 渋谷駅の先で、私は無駄に信号を渡ったりして長い信号待ちで足止めを食っている間に、さっきの若者達が要領よく広い交差点を渡って行きました。先を越された。でも、そのうちまた追い抜けるでしょう。
 信号が青になり、正当な道に戻ると、若者達がすぐ先で地図を広げています。なんなく抜いちゃいました。どこへ行くんでしょうね?

 国会議事堂が見えると写真を撮りたくなり、皇居に着けば寄って行きたい気もしますが、今日の行先は千葉県。そんな悠長にしていられません。
 どちらもせずに、ただ横目で楽しみながら走り過ぎました。

 皇居にぶつかれば、三宅坂を右折して晴海通りへ向かいます。
 勝鬨橋、晴海大橋、と何度か通っている道を懐かしく、都会の景色を楽しみながら、サイクリングは続きます。
 やっぱり写真を撮りたくなるようないい天気といい景色。時々写真ストップをします。
9:00 勝鬨橋 9:10 晴海大橋から見たレインボーブリッジ
9:14 東雲運河
 湾岸道路に出ます。
 辰巳。ここも自転車で来たことがあります。
 ロングライド、速く進みたいので車道を走ります。
 時々バスやトラックが私の横をギリギリ通ったときはビックリしましたが、それさえなければ、とても走りやすい道です。ただ、垣根の枝が道路にせり出しているので、白線の内側を走らざるをえないときもあります。
 自転車の横をスピードも落とさずギリギリに走っていくバスやトラックの運転手はどう思っているのでしょう。
 その自転車が突然ふらついて車の方に寄って来るとか思わないのでしょうか?ぶつかっても自分は死なないからいいと高をくくっているのでしょうか?
 それとも、自転車の走りっぷりで危ないかどうかわかるのでしょうか?

 荒川まで来ると思うのは、よくこんな所までママチャリで来たなあ。それもそのあと、荒川CRを上って行ったっけ?
 2007年9月15日のことです(ママチャリサイクリングをご参照ください)。
 葛西公園の観覧車。ここにも来ましたね。
 まさか、それより東へ自転車で行くとは思ってもみませんでしたよ。
9:37 荒川 9:37 葛西公園の観覧車 10:10 舞浜大橋
10:34 市川大橋 10:42 湾岸道路が自転車進入禁止になった所で下りて、おにぎりを立ち食いします。
玄米に五穀米を混ぜたおにぎりでさけふりかけを混ぜました。中は梅干。おいしーい。
ここまでの
走行時間3:10:32 平均速度19.5km/h 走行距離61.81km 最高速度43.0km/h

11:06 
自転車進入禁止標識は見当たりませんが、高架になっていて、路肩が狭そうなので横道に下りました。
すると、きれいな歩行者用通路があります。
川かと思ったら、干潟らしい。
どうりで、水面に草がいっぱい浮かんでると思いました。

 国道357号はまだまだ続きます。
 木更津方面の標識が現れ始めました。木更津まで57km。遠い!富士山の帰りに見た厚木まで47kmとは全然違います。
 今朝から今までさんざん走ってきたのに、まだ57km走らなければならない。金谷港はまだそのずっとずーっと先ですよ。
 なんで、こんな遠い所に行こうなんて思い立ったのかなあ。いささかうんざりした気分になりました。

 津田沼。高校の卒業前の自宅学習期間中に、クラスメートと津田沼公園に来たっけ。
 幕張。昔、仕事の打ち合わせで来たことがあります。勿論電車で。その時も遠いと思ったものですが、やっぱり遠いですね。
 幕張メッセ。昨日、瀬谷スポーク店の店長が教えてくれたCYCLE MODE international2009はここで行われます。遠いなあ。電車で来ようか?電車でも遠いのよねえ。電車賃もかかるし。やっぱり自転車かなあ。
 稲毛海岸。千葉大受けて落ちたね。

 今日は、金谷港まで走り、その近くにある海鮮料理の「かなや」で美味しいものを食べ、フェリーに乗って帰る。それが目的です。
 でも、ヨネさんに、そのお友達が養老渓谷でやってらっしゃるパン屋さんに行ってみて、と言われていたので、そう言われちゃあ行かないわけにはいかないと、ほぼ行く決心をしていたのですが、時間との勝負なので、養老渓谷方面に向かう市原埠頭入口に着いたときの時間次第で決めようと思いました。
 でも、私のことだから、少しでも可能性があったら行っちゃうだろうなあ。いくら走っても木更津・市原方面を示す標識が何度も現れ遠そうなので、無理かなあ、寄るのやめようかなあ、と思いながらも、やっぱり是非行って、ヨネさんを「本当に行ったの!?」と驚かせてみたいとも思うし・・・。

 12:33  ずーっとただ走って来たら、のどが乾いたので自販機を見つけてストップ。
 ホット缶コーヒーを飲みました。止まったついでに、ちょっと休憩しましょう。
 お腹も空き、ペダルを踏んでいるつま先やハンドルを握っている手が痛くなっていました。
 今度のおにぎりは中身はのりの佃煮。おいしいー。
 ここまでの
 走行時間4:36:42 平均速度20.3km/h 走行距離93.89km 最高速度43.0km/h
 10分もしないうちに出発します。それでも、体はだいぶ楽になりました。

 あれ?市原方面の標識がなくなった。市原埠頭入口はまだ?もしかして通り過ぎちゃった?
 いっそのこと通り過ぎちゃってればいいなあ。だって、10000分の1の地図を印刷したら、市原埠頭入口から養老渓谷までA4用紙で4ページもあるんだよ。遠いでしょう。それも山の中だから平坦じゃないと思うよ。帰り暗くなったら、尚道に迷って金谷港に出られなくなっちゃうよ。フェリーの最終に間に合わなくなっちゃうよ。

 そして、いつしか市原埠頭入口を通り過ぎていることを確信しました。残念ながら行き損ないましたが、それで正解だったと思います。体力的にも時間的にも。

 養老渓谷へ行かないとなれば、あとはただひたすら金谷港に向かって走るだけです。
 国道16号。この道最高。路肩も広いし道はきれいだし、車も少ない。
 前に車で通ったとき、自転車で走ったら気持ちいいだろうなあ、とは思いましたが、まさか本当に来るとは思いませんでした。
国道16号線が延々と続きます。
飽きそう。
眠くなりそう。4時間しか寝ていないから。
途中でクロスバイクのおっちゃんに抜かれたり抜いたりまた抜かれて離されたりして目は覚めましたが。
クロスバイクの男性だとスピードはたいてい互角のようですが、このおっちゃんの足の太さにはかないません。でも、信号無視するおっちゃんは嫌いだ。
いつの間にか見失いました。
13:13 国道16号 長浦 右手前方 今日も空がきれい。
13:37 横浜から203km
横浜から198kmの表示を見たとき、200km地点で写真を撮ろうと思ったのですが、200kmを通るときにはそんなことをすっかり忘れていて、201kmの表示に気付いたときは勢いで走り過ぎ、ならば、202kmの所で撮ろうと思ったら、またそのことをすっかり忘れ、やっと203kmの所で止まって撮ることができました。
13:32 袖ヶ浦 それにしてもいい天気で日陰もなく、この道は真夏は絶対NGですね。今の季節は最高ですが。
13:59

信号待ちの間に撮りました。

羽田空港に向かってるのかな?
成田空港から飛んで来たのかな?
国道127号に入ると、信号も少なく、道は広くありませんが、車もそれほど多くなく、快適に走ります。快適すぎて休めません。
休む所がありません。
時々、緩やかですが、上り坂もあります。

前にとここをドライブしたのを思い出しながら、山の中の車道を黙々と走ります。
14:45 休憩
ずっと休みなく快調に走って来たので、いささか疲れました。
こんな所ですが、そこの狭いコンクリートの所に腰掛けて、ミニあんぱんを2個食べます。
ここまでの
走行時間6:22:07 平均速度20.7km/h 走行距131.70km 最高速度43.0km/h
あ、あっちの方が座りやすいよ。→
いったい、ここはどの辺なの?
あっちに座って地図を見ますがわかりませ〜ん。
15:03
長い坂を上り切ると、この視界。

空はこんなにきれい。→

15:22  海だーっ!


右の方には東京大観音が見えます。→
あそこにもと行ったし、この景色を車の中から見たっけ。

「かなや」はまだかな(や)?

15:45 かなや

ここまでの
走行時間7:04:34 平均速度20.4km/h 走行距144.45km 最高速度43.0km/h

そこは、すぐ海です。
さあ、中に入って、今日の一番?の楽しみ、金谷丼をオーダー。

ごはんはちょっと残しました。
あー、美味しかった。
あー、お腹いっぱい。

お店は、繁盛しています。
さざえを焼く匂いがたまらんなー。さざえをつまみに一杯やりたいよ。
フラッシュたいても、逆光で顔が写りませんでした。

16:39 金谷港

ここまでの
走行時間7:12:53 平均速度20.3km/h 走行距146.69km 最高速度43.0km/h


出港は17時20分。

大人ひとり700円
自転車1台320円
少し寒くなってきました。そろそろ出港なので客室に入ります。
一番前に座って、足を放り投げて疲れた体を休めます。
久里浜まで40分。寝なくちゃ。5分ごとに目は覚めましたが、それでも5分ずつグツと眠ったような気がします。

到着時間になったので早めに客室を出て、自転車の所へ行きます。
客室の出口で、シートに座っている男性と目が会い、会釈されました。
?どこかで会いました?その方、サイクリングスタイルでもないし、なんで会釈したんだろ?顔に見覚えありませんが。
私のブログに何か書き込んでくれるといいけど・・・。

18:00 久里浜到着
外は真っ暗。
今日は、帰りが夜になると思ったので、白いウエアを着て来ましたが、更に蛍光襷をかけます。

港から、浦賀方面に出て、国道134号から国道16号へ入ります。
環状2号線を通って帰るつもりでしたが、環状2号線の標識を見ることなく、結局ずーっと国道16号で帰って来ました。
国道16号は、トンネルが多くていや。それがなければとても走りやすい道でした。
途中で男女ペアのサイクリストに追い着きました。前を男性が女性をリードしながら走り、女性はMTBに乗っています。
この女性、軽そうにペダルをクルクル回していますが、サスペンションが効きすぎて、ピョンピョン上下に揺れています。促進力がなく、一生懸命漕ぐ割りには前に進まなくて、後ろから見ていてとても気の毒に感じました。
申し訳ないけど、抜かさせていただきます。

またクロスバイク(かロードバイクかようわからん)の男性現る。足太い。追い着けない。信号の度に追い着きますが、スタートすると離されます。その人は何キロ走って来たか知りませんが、私はもう150kmを超えてかなり疲れています。
金谷港までも遠かったけれど、久里浜から先も遠ーーーーーーいなあ。

結局、久里浜からうちまで4時間近くかかった、てこと!?R16は信号も多いですからね。
さすがに、今日は疲れました。グロッキーというほどではありませんが。

ただひたすら走るだけのサイクリングでした。そして楽しみはかなやでの食事でしたが、たまには食べるのが楽しみのサイクリングもいいですね。

二度目の200km超え。長い旅路でした。根気の要る旅路です。峠越えのような、”よく頑張った”というような達成感はありませんが、よくぞ走りきった、といった満足感はあります。

今日も、無事生還。感謝感激!