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7:19 入谷の朝
線路を越える高架の上から。
天気が良く、空気もきれいで、清々しい朝です。 |
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8:28 善波トンネルを抜けると・・・
念願の富士山。ここからは初めて見ることができました。
善波峠、淡々と上ってきましたが、やはりだいぶ腿にキテます。
右足の腿がちょっと痛い。
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動画〜善波トンネルを抜けると・・・富士山
名古木から先下るのは初めて。
名古木のあとも、善波峠までの坂みたいな坂が続きます。 |
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8:32 名古木(ながぬき)
ここまでの
走行時間1:26:20 平均速度19.4km/h 走行距離28.05km 最高速度41.5km/h
秦野在住の友人タカ(2007年8月4日(土)「秦野の友人宅へ遊びに国道246号を往復」参照)にメールを送信。
今名古木で、これから富士あざみラインを通って富士五合目に向かうと。
タカは、この連休はお墓巡りと人寄せで忙しいらしい。
帰りの20:56にもここでメール。
タカは東京に居ると返事。 |
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9:23 富士山
この前後でキャップに半ズボン姿の男性に抜かれたり抜いたり。
私が写真を撮っている間に抜かれ、普通に走るとまた私が抜いてしまうのですが、同じくらいのスピードで、後ろから車が来ることもあって抜くに抜けず、しばらく真後ろについて走ったら、体が大きくて前が見えない。あ〜ん、邪魔だなあ、走りにくいなあ。
そのうちいつの間にか居なくなりました。 |
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上の写真のズームアップ。 |
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9:51 東名高速
10時過ぎ、この先の小山町あたりで道が分かれます。
そのままR246に進みかけたら自転車進入禁止の標識があったので、急遽左の道に入りました。
その道はどんどんR246から離れて行きます。
そこで地図を見ると、県道394号のようです。距離はR246で行くより長いけど、このまま行くしかないか。
でも、おかしいなあ、ルート検索MapFanは自転車でもR246を走れることになってたのになあ。
待てよ、自転車進入禁止と思ったのは、もしかして歩行者だけ進入禁止だったのかな?
もうだいぶ394号を走ってきちゃいました。今更確かめに戻るのもいや。
このままこの道を行くしかないでしょう。
こんなこともあるさ。
どうせ、R246を抜ける予定だった菅沼をこの道も通るのですから。 |
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10:56 彼岸花 |
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私が、彼岸花を撮っている間にこんにちはと言って私を抜いて行ったローディさんが前方に写っていますが、この方、そこの広くなった所で止まって大きな三脚を取り出していました。
どうやって持っていたんだろ?
そこを私が通り過ぎるとき、ごあいさつ。
さっきの邪魔な男性と違って愛想良かったです。 |
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11:07 もうすぐ右折すると須走へ
11:13 菅沼
ここまでの
走行時間3:29:59 平均速度17.6km/h 走行距離61.21km 最高速度44.0km/h
地図で受けた印象よりは早く菅沼に着きました。
ここのセブンイレブンで食べ物と飲み物を補給し、さあ、いよいよ富士山に向かってもうひとふんばりです。 |
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11:33 富士山 |
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11:57 富士山
御殿場市に入ります。
動画〜ここから御殿場市 |
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12:33 富士浅間神社
ここまでの
走行時間4:26:35 平均速度15.9km/h 走行距離70.45km 最高速度44.0km/h
あざみラインはもう近いはず。
ここでガソリンを補給しましょう。 |
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階段の隅に腰をおろしてさっきコンビニで買ったあんぱんを食べます。
このすぐ先に須走の交差点。
右折は山中湖。
あざみラインは山中湖方面と直角の方向。
だから絶対右折じゃないと思い込み、信号を直進してしまったのが運の尽き?
下りが長く続くのでおかしいと思いつつ・・・
ローディが前を走っているのでいいのかなあと思ってみたり・・・
ゆるやかな下り坂だから快適に走ります。これは、もし間違えていて戻るとしたら大変だ。
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あんまり快適な下り坂が続き、おかしいと思ったら国道138号と書いてある。
わぉ!かなり坂を下って来ちゃいましたよ。地図を見る。方角が全然違うじゃん!なんでー?
誰かに聞きたいけど・・・人が居ない
水土野のゆうらいふ御殿場という所に寄ってみました。道を尋ねました。
やっぱり・・・須走まで戻るしかありません。あの長い坂を上らなければなりません!
ここまでの
走行時間4:40:15 平均速度16.0km/h 走行距離74.81km 最高速度44.0km/h
こんなこともあるさ。
戻りは、車も追い越すスピードで長い坂を上ります(て、上りは車が渋滞していただけなんですが)。
13:12 富士山
戻る途中の景色です。 |
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13:33 富士登山道須走口
須走交差点で左折して間もなく。やっとここまで来ました。
ここまでの
走行時間5:06:12 平均速度15.5km/h 走行距離79.34km 最高速度44.0km/h |
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13:39 ふじあざみライン スタート
新五合目まで11.5km
スピードは6〜7km/h。1時間じゃ五合目に着かないじゃない。
時計を見ると、え?もう3時半?
着くのは4時半過ぎる。
売店開いてるかなあ? |
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13:54 新五合目まで10km
序盤あたりで、私の後ろからスローダウンする車の気配。
え?誰か知ってる人?
見ると、アメリカ人(多分)でした。
ナンパ?
なわけない。
この道で富士山に行けるのかと道を聞かれただけでした。
”Yes,fifth・・・”
”Fifth station?”
”Yes,fifth station”
サンキュー、グッバーイ。 |
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14:06 激坂
これ、て競輪選手の練習用の坂でしょうか? 坂の上に自転車のタイヤの跡(と思われる)が見えます。
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これは道路の反対側。
トラックに乗った自衛隊の人達がそばに居ます。
速度は更に落ちていき、4〜5km/hに。歩くのと変わらないけど、歩くのよりは楽な気がしてまだ漕ぎ続けます。
ローディ何人かに抜かれました。皆さん、苦しそうにジグザグに走っています。
私は、後ろからの車を気にするのが面倒なので、今日はまっすぐ進みます。 |
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14:21 12%坂のあと
斜度が12%だったのは帰りに知りました。
こんな所でのんきに写真撮ってる暇はないのだけど・・・もう開き直りました。
あせったってスピードを出せる上り坂じゃない。無理しても続かない。
もう二度と自転車でここに来るのもいやだから、今日上って帰るしかないのだから。
もう、暗くなろうが、帰宅が明日になろうが、今日は絶対行くしかない。 |
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14:44 5.6km地点
空はきれい。 |
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14:50 ギブアップ
もうええやろ。
ここまで乗って来たのだから。
この勾配を見たら、もう漕ぐのは諦めました。 |
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14:53 6km地点
ここまでの
走行時間6:07:15 平均速度13.9km/h 走行距離85.43km 最高速度44.0km/h
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6km地点の坂を上り切ったすぐ先に、広くなった所があったので、ここで作ってきた玄米おにぎりを食べます。
倒れた丸太に腰掛けて。
時計を見ると、え?まだ3時前?
さっき、時計を見間違えたんですね。
わあ、嬉しい、良かった、まだ時間がある。
この時の喜びはかなりのものでした。
飲み物がなくなりそうです。
登山口ではまだ半分くらい残っていて、自販機を探すのが面倒で、登る途中に1回くらい自販機があるだろうと思ってきたのが間違い。
全然ありません。
だから、水分補給はチビチビとしています。 |
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15:03 さあ、出発
なぜか突然急な下り。
そしてすぐ急な上り。
その先はいったいどうなっているのでしょう?
下った勢いでその先もダンシングして上っちゃいました。後ろから車が来ちゃったのでジグザグもできずに。
そうしたら、上り切ったら、自転車は止まりそう。
また、押し歩き。
歩いた方が速かったりして・・・。 |
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15:18 7km地点
勾配が緩くなることはあっても、平坦になることはずーーーーっとありません。
少し緩くなったところで何度か乗ってみましたが、かなり体力を消耗します。
力も出ません。
しまいには、乗ろうという気さえ起きなくなりました。
歩いていて何がつらい、て腕です。
腕はか弱い私には、11kgくらいの自転車もこの坂道ではとても重く感じられます。
足も、腕が振れないとこんなに進みにくいものか。
じれったいので押して走りたいのですが、そんなことしたらすぐバテそうだからできません。
とにかく腕が辛い。
だけど、これで二の腕も締まるかな、といいことを考え、頑張ります。
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15:45 二合目 |
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16:17 三合目 |
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16:24 10km地点 |
16:37 10.8km地点 |
16:47 もうすぐ五合目!!! |
あのアメリカ人、まだ下りてこないなあ、下りてきたらヒッチハイクして五合目まで乗せてもらっちゃおうかなあ、なんてことを思うほど長いみちのりでした。
でも、まだ下りてこないなあ。下りてきて私に気付いたら、明るいアメリカ人なら私に声をかけてくれるかなあ、そうしたら元気出るなあ、と思いもしたり。
あ、あのアメリカ人だ。
私に気付かず走りすぎてしまいました。
なんやねん。こんな道女ひとり上っていたら、下りるとき、少しくらい気にかけてくれてもよさそうなもんやないの。
三合目を過ぎてしばらくすると、ほぼ平坦な道になりました。
そこでやっと楽に自転車に乗ってこぐことができました。
ここまで、下ってくる自転車に会ったのは1台だけだったような。
頑張ってください、と歩いている私に声をかけてくれました。苦しさがわかるのでしょう。
でも、私を抜いていった人ではありません。
私を抜いた人達が下りてこないなあ、と押し歩きながら思っていました。あの人達ももしかして上で押し歩きしてるのかなあ、苦しみ悶えているのかなあ。
平坦な道はやがて終わり、また上りになったので、自転車を降りて押し歩きます。
たまたま平坦な道で自転車に乗っているとき、ローディグループが下りてきました。
五合目まであと1kmくらいの所だったと思います。
さすがに驚いたようす。
最後尾の男性が「頑張ってください。もう少しですから。」と言ってくれました。
私をバラバラに抜いて行った人達は、きっと同じグループだったのでしょう。
私を抜くとき、黙っていく人、会釈だけする人、笑顔で過ぎる人、こんにちはと声をかける人と様々でした。
下りてくるとき、声をかけてくれたのは、きっとこんにちはと言って私を抜いていった人でしょう。
そのあとの上り坂でまた押し歩きを始めた私は、たまたま乗っているときに会った偶然が、可笑しいような不思議なような無様な姿を見られなくて良かったというような気分でした。
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16:51 富士山須走口五合目 とうちゃあああく!!!
動画〜富士山須走口五合目 |
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近くの長いすにゴリラポッドをデジカメに付けてセルフ撮影。
売店の前に進んだら、お店のおばあさんがサービスで温かいお茶を振舞ってくれました。
五合目は涼しいので、温かいそのお茶ががとても身に沁みて美味しかった。緑茶じゃない、なんだろう?昆布茶?わかった、と思ったのに、飲み終わったら何の味だったか全く思い出せません。
かなり疲れは重症か? |
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温かいお茶を味わいながらゆっくり飲んだ後は、やっぱりソフトクリームでしょ。
飲み物が足りなくて着いたらすぐ飲み物を買って飲むつもりでいたのですが、温かいお茶で十分でしたから。
こけもも、てなあに?と聞いたらお店のおばあさんが説明してくれたけど、疲れた頭にはインプットされず、まずそうでないことだけはわかったので、それにしました。
またうっかり一口食べてしまった後、こけももソフトの看板と一緒に写真を撮ろうとしたら、男性が話しかけてきたので、その場でこけももソフトをパチリ。
この男性、娘さんたちと奈良県から車でやって来られたそうな。
私の自転車を珍しそうに見て、私がここを上ってきたことに大そう驚いている様子。
「冒険やなあ。」を繰り返していました。
少しの間スポーツ談義。
ご自身も最近10年振りにマラソンを始めたが若い頃のようにはいかないと話されるので、
「まだまだ。私なんて、自転車乗り始めたの、50(才)手前ですから。」と言ったら
「何歳ですか?」
(女性にズバリ年聞くか〜?)「今年52になります。」
(年聞いたら、お世辞でも「お若いですねえ、とてもそうは見えないですよ。」くらい言ってよ。)
「お宅は?お若いんでしょう?」
「44歳。」
「若い頃は太く短く、年行ったら細く長くやらないと。怪我したら元も子もないですから。」
色が浅黒く、金髪でピアスをしていて体躯もガッシリしていたたので一見こわそうでしたが、とてもフランクにおしゃべりできました。
トラックの運転手をされているというので、運転中は自転車がチョロチョロ走ってると邪魔でしょう?と聞くと、(すぐ抜けるから)そうでもないそうです。オートバイの方がスピードは出すし突然死角から現れるのでこわいと。自分はひっかけたことないが、車とオートバイの事故はしょっちゅう目撃しているとのことです。
おしゃべりのあと、食べ終わる前にこけももソフトのツーショット写真をセルフで撮ろうとしたら、お店の若いコが撮ってくれるというのでお願いしました。
もう一枚、富士山五合目の看板と。
ここでは、何人もの人に感嘆とお褒めの言葉をいただきました。
お店の人も、自転車の人はよく来るけど、女性は珍しいと。
ほとんど歩いてきたと言えば、歩きでもすごいと。
んふ。来て良かった(^_^)v。 |
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17:29 さあ、帰ります。
五合目から見えるこの山はなあに?
こけももソフトを食べたら、寒くて寒くて体が震えます。
ホット缶コーヒーを飲んで、ホット茶買って、アームカバーを着けて、ウインドブレーカーを着込みます。
さあ、いよいよお待ちかねのダウンヒル!
動画〜富士あざみラインダウンヒル |
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17:57 富士登山道須走口
3時間ほどかけて上ったあざみラインを25分強で下りてきました。
もう暗くなりました。
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帰りの富士登山道須走口から菅沼までの151号はとても長く感じました。
車が少なく暗い道でした。
菅沼に出たら左折して国道246号を通って帰ろうと思います。
18:28 菅沼
その前に、菅沼のセブンイレブンでトイレに寄って、ホットコーヒーを飲んで休んでいきましょう。
お店の中にカウンターがあるので、椅子に腰掛けられます。
たいていブラックで飲むコーヒーもこのときは砂糖とミルクを入れて糖分補給。これで体力も当分(とうぶん)持つでしょう(ってか?)。
体も温まり、体の疲れもいくらか取れたようです。
さ、帰るよ〜。
R246に入ると、厚木まで47km。それを見てホッとする、て距離感覚どうなっちゃってんの?
R246はひたすら走りました。田舎の方(秦野より西)はそれほど車も多くなく、私を避けて走ってくれます。
夜は、蛍光襷を掛けて走りました。リバーシブルの。ドライバーからどう見えているのかわかりませんが、ちゃんと私を認識してくれていて、センターラインを越えて抜いてくれるので、ラインを踏むボコボコという音がしょっちゅうします。
夜走る自転車ライダーは、運動神経というか、バランス感覚が必要だなあと実感しながら走りました。
私は、白線より外側にスペースがあればそこが細くてもその上を走り、路肩が狭ければ、細い白線の上をはみ出さずスピードを落とさず(スピードがノッているほうがはみ出しにくい)、その白線がデコボコで危ないときは白線の右側をスレスレに走ります。
往路で気持ちよく下った道は、帰りは辛いかなあ、と思っていたのですが、そんな所は全くありませんでした。多少の長い上り坂があってもギアをうまく使うだけで、とてもスムーズに上ることができます。
やはり、あざみラインの長いダウンヒルとセブンイレブンでの休憩で、だいぶ足が復活したのでしょうか?
田舎のR246は、本当に快適に走ることができました。トンネルも多くて緊張はしたけど。
確か、根石という信号だったと思いますが、必死でR246を駆けてきたら暑くなったので、さすがに下界は暑いと思いながらウインドブレーカーを脱ぎ、アームウォーマーをはずしました。
そのあとも、無理せず快適に走り続けていたら、突然自転車進入禁止になって、横道にそれたらすごい斜面の坂道を上らされる羽目に。
止まったついでに、坂の上で立ったままミニクリームパンを食べました。最近は、お腹が空いたと感じたら、我慢せずに少しでも何か胃に入れることにしています。
空腹感、て結構体力を消耗する、ということが体験によりわかりましたから。逆に、空腹感を抑えるだけで、断然元気が快復するのです。 |
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19:46 R246籠場の手前
R246が自転車進入禁止になって入った横道の急坂を上った上から撮りました。 |
R246から外れて進むと、左側に道はなし。歩道橋を渡ると、降りるのにスロープはなく、自転車を抱えて階段を降ります。降りると、人ひとりしか通れない狭い通路。何処へ行くのやら?
車道に出ました。左へ出てみます。 19:59 籠場 見覚えのある景色。籠場です。2007年10月6日酒匂川に行った帰りに通った所です。あのときはここからR246に入って歩道を走っていきましたが、アップダウンが多かった記憶があるので、違う道で行ってみようと信号を左折せずに直進します。中井方面。中井、てどこだっけ? でも、待てよ。早く帰りたい。もう遠回りはしたくない。明るい電灯のある所まで行って地図を確認します。 や〜めた。やっぱりR246が一番近道。戻ります。 20:50 名古木 そろそろ走ることに飽き、いささか走り疲れも。 名古木の交差点で、休憩がてらタカにメール。
自販機で飲み物補給。あ、カルピス味の缶。購入。あれま、缶のふたはプルトップじゃないですか?開けたらふたできないじゃないの。アホやなあ。かなり疲れがきてますわ。一気に飲んじゃうか。いや、それは持って帰って、もう1本買いなおす、という思考が回る力はまだ残っていたみたいです。
あと30km。
名古木から善波トンネルまでの坂を上りを我慢すれば、あとは鶴巻温泉に向かう桜坂の信号までしばらくずーーっと下り坂。
あとは、黙々と淡々と安全に、気をしっかり持ってペダルを漕ぎ続け、今日も、無事生還できたことに感謝。 |